久しぶりのブログ更新です。
先週末、久しぶりにフィルムカメラでの撮影テストを行いました。
使用したカメラは、Nikon New FM2(シルバー)です。
昨今、右を見ても左を見てもデジタルカメラばかりで、ボタンを押すだけで誰でも撮影が可能で、カメラというより電化製品の一部といった認識をしている人も多いのではないのかなと疑問に思う今日この頃です。
このNikon New FM2というカメラは、機械式のフィルムカメラで、フィルムの巻き上げや、ピント調整、絞り調整、シャッター速度調整も全てマニュアル操作という写真を勉強する人にはうってつけのカメラです。
その為か、携帯カメラやコンパクトカメラになれている人にとっては、とてつもなく使用方法が困難極まりないカメラだと思います。
しかしながら、撮影をする為に、フィルムを一枚一枚自分の親指で巻き上げ、シチュエーションに合わせて絞りとシャッタースピードを選択し、マニュアルレンズを回してピントを合わせシャッターボタンを押して撮影する行程はコンパクトカメラでは味わえない手間だと思います。
この面倒くさい『手間』を楽しみながら撮影するのがマニュアルカメラの醍醐味ではないでしょうか。
デジタルカメラと違い、フィルムカメラであるが故、直ぐに撮影結果を確認することも出来ない上、失敗したショットを削除することすら出来ません。
このようなデジカメでは当たり前に出来たことがフィルムカメラでは出来ないからこそ、一枚一枚に対してとても慎重に向かい合うようになるんです。
写真にそこそこ興味を持っていて、フィルムカメラをされていない方は、中古のフィルムカメラを購入して、デジタルカメラでは味わえないフィルムの『手間』を楽しんでみてはどうでしょうか?
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